私なりの感想です。
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【SF好きにおすすめ】クラインの壺 岡嶋二人【後半からが面白い】
メビウスの輪を知っているだろうか。
リングが1箇所ねじれているせいで、はじめ表だったところは裏となり、裏だったところが表になる。
そんな不思議な構造をもった輪だ。
クラインの壺はそれをさらに多次元にしたもので、数学を学んでいる人なら...

【あらすじ ネタバレあり!】SOSの猿【終盤で繋がる爽快感】
伊坂幸太郎さんの作品は面白い。
しかし、癖の強い作家で、彼の作品は読者を選ぶ。
私は残念ながら彼の読者になるべき資質が足りず、伊坂作品の読了率は50%ほどだ。
表題である「SOSの猿」は、私が楽しんで読むことができた貴重な作品である。...

【ネタバレあり!】君の膵臓をたべたい【感想】
これは今話題になっている文庫本だ。
私はその話題性とタイトルのインバクトに惹かれてこの本を買った。
文庫化されていてよかった。
初めてタイトルを見たときは、妖怪か何かが膵臓を片手に舌鼓を打っている・・・そんなグロテスクな絵を想像した。...

【ネタバレ注意】「白夜行」の雪穂と「幻夜」の美冬は同一人物【考察】
幻夜のドラマ版を見てみました!
約1年前にこのテーマで記事を書きましたが、改めてまた書きます。
ずっと見たいと思っていた幻夜のドラマ版、最近ついに見ました。
ここから先は小説版の幻夜を読んだ前提で話を進めていきますね。
率直な感...

【 文章力獲得 の教科書!】「伝わる!文章力が身につく本」小笠原信之【ずっと手元に置きたい】
この本は30万部を突破した「基礎からわかる”伝わる!”シリーズ」の中の1冊である。「文章力」というものは、実は国語の授業で習っていそうで習っていない力なのではないかと思う。「とにかく書きなさい」「文章力はセンスだから」「読書をしなさい」そう...

【妊娠・出産の心強い味方!】はじめてママ&パパの妊娠・出産【主婦の友社 安達知子監修】
女性にとって、妊娠・出産は人生最大の喜びと言っても過言ではないほど喜ばしいことだと思う。しかし、今まで感じたことのない体の変化や出産への不安など、戸惑う事・不安なことが山積みだ。本書「はじめてママ&パパの妊娠・出産」はそんな不安でい...

【500円で2か月安心】きほんの離乳食 完全版 ゴックン期 5~6か月ごろ【持ってて損なし】
初めての子をもつママにとって、離乳食とは未知の分野でわからないことだらけだ。私も6か月の娘がいる。「離乳食って大変そうだなー、できればずっと母乳だけあげていたいな」と思っていた。しかし、離乳食の時期は来てしまう。でもこの1冊のおかげで、2か...

【感動とドキドキ】流星の絆 東野圭吾 【 両方を味わいたい人におすすめ!】
ドラマ化もされた東野圭吾の人気作。第43回書店新風賞を受賞している。
ドラマも大好きだったが、原作「流星の絆」は設定がより細かかったり、説明がより詳しかったりして読み応えがある。
とても面白い作品だった。
流星の絆
あらすじ
流...

【SF好きは読まなきゃ損!】 タイムマシンのつくり方 広瀬正【傑作SF短編集!】
本作は30年以上前に出版された広瀬正さんのSF短編集である。 広瀬さん本人は40年以上前に亡くなっている。 ちなみに広瀬さんは「鏡の国のアリス」で星雲賞を受賞していて、「マイナス・ゼロ」で直木賞候補になっていた。 本作「タイムマシンの作り方...

【子育てのベースがわかる!】子どもを伸ばすかわいがり子育て 佐々木正美【子育ての参考に】
この本を書いた児童精神科医の佐々木正美さんは、ベストセラー「子どもへのまなざし」の著者であり、言ってみれば子育てのプロだ。本書「子どもを伸ばすかわいがり子育て」を読むと、子どもを10歳までどう育てればいいのかがよくわかる。本書は2003年刊...