【感動とドキドキ】流星の絆 東野圭吾 【 両方を味わいたい人におすすめ!】

読書感想

ドラマ化もされた東野圭吾の人気作。第43回書店新風賞を受賞している。

ドラマも大好きだったが、原作「流星の絆」は設定がより細かかったり、説明がより詳しかったりして読み応えがある。

とても面白い作品だった。

流星の絆

あらすじ

流星の夜、何者かに両親を惨殺された功一、泰輔、静奈の3兄妹。

時効の迫った14年後、ついに犯人を追い詰めるチャンスが訪れた。

3兄妹は力を合わせて復讐計画を進めるが、思わぬ障害が行く手を阻む。

傷を負った3人の絆。応援したくなる!

作中、3人は犯罪行為に手を染めていくが、それは生きていくための手段である。

今までどれだけ苦労してきたか想像がつくので、いけないと思いつつも応援したくなる。

特に、弟妹を想う長男功一が健気で一生懸命で切ない。

また、3人が行う詐欺の手口もバリエーション豊かで、リズミカルな展開が面白い。

最後の100ページ、ページをめくる手が止まらない!

話がどのような着地点に達するか見えず、手に汗を握る展開である。

気になってどんどん読み進めてしまう。予想しづらい衝撃の事実には驚いた。

そして、読み終わったときには思わず泣いてしまった。

最後に

本作「流星の絆」は文庫本で600ページ以上の長編だが、まったく長いと感じなかった。

長編小説に苦手意識を感じている人にもオススメである。

流星の絆

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